2020年10月22日

どんな効果が期待できる?リン酸処理を行う目的と消泡剤の選び方


リン酸処理を行うことで得られる効果

鉄を始めとした金属製品において注意しなくてはいけないのが錆による腐食です。錆は金属の表面に酸素や水分が付着することによって生成される腐食物のことを言います。錆は腐食によって様々なトラブルを引き起こすだけでなく、元の状態に戻すのに時間と労力が掛かってしまうため、十分な対策を施さなくてはいけません。この錆の問題を解決してくるれるのがリン酸処理です。リン酸処理はリン酸塩の溶液を金属の周りに膜を張る作業で、空気や水分と接触をさせないことで腐食を防ぐ効果が得られます。

処理に必要な消泡剤を選ぶ時のポイント

リン酸処理の作業を行う上で重要となるのが消泡剤選びです。液体に泡ができるのを防いだり、作業工程でできてしまった泡を取り除く役割を担っている消泡剤は、大きくシリコーン系と有機系の2種類に分類されます。一見どちらも同じように感じられますが、それぞれ特徴が違っているので、作業に合わせて適切な物を選ばなくてはいけません。シリコーン系の消泡剤は耐熱性、耐薬品性に優れていて、物質による分解の影響を受けないのが特徴です。また、安全性も高く食品添加物に対しても使用することができます。

有機系の消泡剤は水性の発泡液の消泡に効果を発揮する薬剤です。前述したシリコーン系に比べて汎用性は低くなりますが、その分適合した使用条件ではシリコーン系よりも高い持続性が期待できます。消泡剤は種類によって金額が変わるため、いくつかピックアップして比較検討をした上で決めることが大切です。

リン酸処理を行うと、鉄鋼製品の塗装の密着性や耐食性が良くなります。美観も高まるため、高級感がでて自然な仕上がりになるのが特徴です。